ビーチマネーの色々な問題点。

今日はビーチマネーの色々な問題点について正直に書いてみますね。

ビーチマネーの活動もかれこれ8年目になりますが、問題は山積みです。

それもそのはずです。

日本銀行が発行しているお金だって、色々と問題はある訳ですから、ゴミがお金として使えるという世界初のビーチグラスの地域通貨である「ビーチマネー」もそりゃー問題は発生します。

問題が出ないという事は、ある意味で、それはその機能自体が動いていないということではないでしょうか。

その昔、ビーチマネーが動き始めた頃、そういった問題点に日々頭を抱えていました。

その問題点をいくつかご紹介します。

まずは、ビーチマネーを使う側である「お客様」の視点にたった問題のある使い方です。

1.ビーチクリーンをしないで、ビーチグラスだけを拾い、それをビーチマネーとして使うケース
2.お店のカウンターで砂や海水が付いたままのビーチグラスをじゃらじゃらと広げ、「どれ使えるんですか?」というケース
3.お店の使用ルールを確認せずに、息子さん、娘さん、母、父のような形で、ひと家族で4回もビーチマネーを使うなどのケース
4.ホームセンターなどで売っている「カレットグラス(ガーデニングコーナーなどで売っています)」をビーチマネーとして使用するケース

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これを最初、僕は「全部、どうにかしなくては・・・」と悩みに悩みました。

そして、ある時、気が付きました。全て「人間のモラルの問題」なのだと。

僕らビーチマネーがやろうとしていることは、海をキレイにすることであり、人のモラルにメスを入れることではありません。

ですが、実は、それは非常に密接に関わっている問題でもあることにも気が付きました。

だから、僕はこうビーチマネーショップのオーナーさんに説明させて頂いております。

「上記のようなお客様が皆さんのお店にいらっしゃるかもしれません。きっと、そのようなお客様が来たら、頭を悩ませると思います。気も使いますし、言葉も選ぶでしょうし、折角ボランティアでやっているのに「何なの!」と憤りを感じるでしょうし、ビーチマネーの真意を説明するのには時間も労力も掛かりますし、非常に面倒なことだと思います。ですから、こういう方がいらっしゃること(問題があること)も承知の上で活動に参加してくださる方は、ぜひとも、よろしくお願いいたします」と。

それでも、ビーチマネーショップが全国に105店舗もいらっしゃいます。

はい。ビーチマネーが存続できているのは、大きなハートを持つビーチマネーショップの皆さんのおかげなのです。

ビーチマネーが問題にぶつかった時、どう対処するのか?

その答えは・・・

その問題に対し、ルールをつくったり、罰則をつくったりするのではなく、その人を信じるということです。

※写真はそのような問題点をビーチマネーショップの皆さんで真剣に解決していこうと年2回のペースで集まっていたビーチマネーミーティングの様子です。海を愛する、素晴らしい友人たちです。

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